PHPカンファレンス北海道2024に登壇しました #phpcondo

2024/01/12 - 01/13に開催された、PHPカンファレンス北海道2024(前夜祭+本編)に参加しました。

phpcon.hokkaido.jp

今回はLT枠で出したプロポーザルを採択していただき、参加&発表&懇親交流&北海道グルメ・・・の4泊5日の旅程を大変に満喫し、「はぁ〜〜カンファレンスまた行く〜〜」「はぁ〜〜札幌また行く〜〜」という気持ちになりました。

この記事を書きながら色々と思い出して、また楽しい気持ち&幸せな気持ちになってきたな・・・

発表したもの

fortee.jp

考えていたこと

マネジメント(ロール)とかEMみたいな話をド直球でテーマにして、外で発表したのが初めてになります。*1

自分の状況を鑑みて、マネジメントやEMとかいっトピックで新鮮味をもって喋れるのは、1月か粘ってもギリギリ2月の関西か・・・と思っていた背景がありました。
そのため、このプロポーザルが採択されたのは、とても有り難かったです。良い機会をいただけたな〜と感じます。

個人的に、今までに「この人からマネジメントを教わった!」とか「マネージャーになってから、”やり方”を教えてもらった」とか「こういうマネージャーを目指したいな」とかとか・・・といった体験を持っておらず、どちらかというと自己流だし、試行錯誤をしながら何となく掴んでいったなーという感覚があります。 *2

その裏返しで、自分が経験したもの・目にしたものは「外に出せる事がありそうだな」とも感じる節があり。偉そうに教えを説いたり心理を掴んだぞ・・みたいな事では勿論なく、単純に「経験をdumpできそうだな」「いま、その時の自分が目の前に居たら、経験を少し積んだ自分からは何を伝える?」という部分です。

あと、PHPカンファレンス福岡でZOEさん(@for__3さん)が発表していたのが、自分から見て良すぎた&カッコよかったんですよね〜。
「俺も!ああいうの欲しい!!」って思っちゃって、やりたくなっちゃった面もありました。出来上がったものはぜんぜん違うけど。

良いプロダクト作りのための組織育成 健全なコードは、 健全な組織・健全なチームから - Speaker Deck
*3

そうした背景があり、提出したプロポーザルになります。

発表内容について

テーマ的に50分でも1日講義でも行けるものではありそうですが、LTを選んだのは、「結局は正解なんてないし、本人や組織・環境の状況によって全く知るべき事が違いすぎるよな」という性質を気にしての結果です。 1人ずつ話を聞かないとわからないよ!!って感じで。

完成度の高い「万人向けでエッセンシャルなおすすめリスト&プレゼンテーション」ができない、そうであれば、中身や課題設定に中途半端に突っ込むよりはLTでやるか・・・!と。

当初は「幅広くやる仕事である」ことを反映して雑多なトピックを織り交ぜようとも考えていたのですが、やはり25冊は多いようで全然少ない・・・・
発表内容を考えている内にそう実感してきたこともあり、「今まで知らなかったこと」と「自分が知って役に立ったという実感が強いこと」に焦点を絞りました。これは発表中にも述べた通りです。
(実際にEMやってみると、「教えるために読む本」「色々なレベルに合わせるためのレパートリー」みたいな本も知っておかないとなぁと言う感じで、プログラミングとか設計とかテストとかの本がゴソッと削られているのは、自分的には違和感も有るわけですが。。)

積読も含めて「候補になりうるかな」と考えたリストが、最終選の6倍以上あったのですが、そのままお蔵入りさせるのも悔しいし折角なので晒しておきます😏
12月に可処分時間が莫大にあった際に、全書籍にメモ入れて公開したいな・・・と思っていたのですが。全く叶わず。

oo00hh.notion.site

「おまけ」について

また、発表時間的にギュウギュウだなぁ・・・と何度も素振りしながら感じていたんですね。
その中で、前夜祭の@ogi_chotdake_seさんの発表を聴いたら内容が素敵でして、どうしても入れたくなったのが「おまけ」のパートです。人から刺激をもらったり助けられたりって凄い大きいし、尊いことだよなぁ・・・と改めて心を動かされたので。

時に「マネジメント」って孤独な仕事とも思われがちなんですけど、全然そんなこともなくて、社内でも社外でもいいから仲間を集めて「チーム」としてコトに当たっていけたら、安心できるし強くもなると思うのですよね。

仲間の数だけ強くなれる、自分が強くなった分だけチームを幸せにできる!!!っていうのが、マネジメント職、本当にあると感じます。
自分も、元同僚でマネジメントをやっている・経験がある人(=EM業の先輩)に突然DMを送って「おすすめの本教えて!」「どうやっていたか教えて!」なんて聞いたりして、とても救われていました。
そういう経験ができる人は、増えてほしいです。
(折角なので、もしここ読んでくれている人で、自分でも良かったらドシタン?ハナシキコカするので、お気軽にご連絡ください〜〜😃)

で。
何度も素振りをして「勢いさえつければ5分でどうにかなるか・・・」と整えてあったスライド、コレを入れるために前夜祭〜当日に何枚も削られていった訳ですがw
時間にも収まったし良かったです。

イベント本番中に起きていることに呼応して変化・進化が起きるのは、生で同じ時間を過ごしている醍醐味ですよね!!

反響について

構成?みたいなところ

「5分間ずっと高速にスライドをめくり続ける」みたいな発表をあまりやったことがない(少なくとも外ではやってないはず)ので、いつものカンファレンスに比べて発表準備や発表後の疲労に独特なものが・・・

苦しくも感じつつ、プロポーザル提出時にこうした反響(↓)を頂いていたこともあり、最初に出したタイムライン(の書籍紹介に入るところまで)を意地でやり通したろう!!という気持ちで臨みました。

実際の発表時には、現地の勢いで喋っているため秒刻みのタイムマネジメントは行われていませんが*4、プロポーザル記述内容と当日の発表資料と見比べてみてください!!!
(あと、各スライドの左下に想定経過時間を書き込んであります)

Youtube上のアーカイブから

そういう他人には全く関係ないコンテキストでのチャレンジがあったのですが、SNSや懇親会でも温かい反応をいただけてホッとしました。
ホッとしたっていうのは控えめな表現で、「やりきったなーよかったなー!」と感じます。懇親会で出たご飯の美味いこと!! *5

中には「LT慣れを感じました」というような言葉ももらったりしたのですが、今回のは全然そんな感じでもなく・・・終わってお声がけいただいてやっと胸をなでおろした、っていう方が近いですw
(ゆっくり聴いてくれている人の雰囲気を感じながら喋りたい・・)

でも、やったことがないスタイルに挑戦できてのは面白かったです。いい機会をいただけました。

メッセージの部分

「マネージャーこそ1番必死で学んでくれ」というのは、時間の関係で削るかな・・・と最後まで悩んだ部分だったのですが、チラホラと反応を頂いており、残してよかったなと思います。*6

在籍していた会社で「新しくEMになる人に」というテーマで話した際には、「同じ職種(Webエンジニア)からの信頼を勝ち取ることが何よりも大事、自分と一緒に働けることがが胸を張れる出来事と感じられるか?を自問する」みたいな事を話したりしました。
また、Tech Leadに就任した時から「この組織の中では自分が1番成長し続ける」と決め、公言していたので、それを引き続きやっていた背景もあります。
・・・それ故に、「当たり前になりすぎている」ことだったので、5分の中でわざわざ言わなくてもいいかなぁ削るか??とも考えたのでした。

最終的には、「なぜ25冊もの本を(最初から)読まないといけないのか」に対する回答として使い勝手が良さそうだったので、残す判断に。

現地にいた人(オンライ視聴者も含まれてるかな?)にも、記録に残る形で反応をいただきました。

リアクション: 現場から

所属していた学部の関係で20歳前後の時代は「メディアは身体の拡張である」と言われ続けて育っていますが、生身の経験が追いつかない部分を先取りするのが「読書等のインプット」なのかなぁ〜という感覚はあり。経験値の先取りが、地理・時間を超えて出来るのですから、「本を読める」とか「講義を聴講できる」っていうのは恐ろしい武器になるよなぁ〜とは思うところです。
特に、EMになってからその感覚は強くなりました。

そーだいさん、懇親会で「自分が読んだことがない本が少なかった!」とクレームを頂いたのですが、「発表タイトル見てくださいよ何を言っているんですか!!」などと会話をして笑っておりました (”新しくEMやってみる人”なのになぁ・・w)
あと、「失敗の本質よりも、失敗の科学をおすすめしたい」とのコメントも頂いています。

俺のおすすめ本!!みたいなのを聞いてみたいなぁーって思いながら資料を作ったりもしていたので、ありがたかったです。 (積んであるので読まないとなぁ)

推し本たち

紹介した書籍の中で、いくつかの共感的なリアクションをいただいています。
わかる〜〜〜〜良い本ばっかだもんね〜〜そうなんだよな〜〜〜〜〜という気持ちになりました。

リアクション: SNS

SNS上での反響については、特に「自分がいままで一方的に活動やアウトプットを見たりお世話になっていた人」「本読みました!!」「Podcast聴いてます!!」な人からのリアクションが付いたのは、恐れ多いし嬉しくて舞い上がっちゃいますねぇ〜〜

(多分、@asumikamさん@ryuzeeさんをきっかけに跳ねた感じが)

言及していただいただけでも凄い嬉しいのですが、「それなof the year」をもらいました。今年入って10日くらいの時点での出来事。
25冊の中にも、その前の候補リストにも、チーム・アトラクタな人たちの本がめっっちゃ入ってます。

furoshiki.fm、いつも面白く聴いてます!!の人だ・・

自分より遥かに先の位置にいる人に「納得感ある」と言われるのは、ガッツポーズものでした

スクラムの拡張による組織づくり」も入れるか??と思ったりしつつ、「はじめてEM」だと25には入らないかもなぁ・・・という感じになりましたが、読んだ方が良い本だよなぁと思っています

ブログ「勘と経験と読経 」、ここの記事をきっかけに何冊の本を買うことになったか分からないくらい大きく影響を受けているのですが、その中の方の目に留まって「感覚的に合っているし、良書ばかり」なんて嬉しすぎます。ありがとうございます。

本を知る切っ掛けになった素晴らしい発表、引用紹介させていただいたらオリジナルの発表者にリーチするとは!

"これから学ぶ" システム思考 / System thinking introduction - Speaker Deck

一方的に知っているだけの人に届くので、いんたーねっとってすごい

Podcastの人だ!!(違う)

いったん お終い

という感じで、いい経験になりました。機会をいただけてありがたかったです。

長くなったので「登壇以外の」については記事を分けます!

*1:会社のブログで触れたり、読んでもらったPodcastで喋ったりはしましたが!

*2:もちろん、すごく助けになったり仕事をしやすくしてくれた直上はチラホラいます!!どちらかというと、マネジメント志向がなかったが故に、あんまり意識的にマネージャーたちの振る舞いを見ていなかったのかな〜って気がする。気付いていないことが多くありそう

*3:えっ!デブサミでもアップデートが聴ける?! https://event.shoeisha.jp/devsumi/20240215/session/4859

*4:用意していたスクリプトをバサッと削ってアドリブしまくっているのでねぇ

*5:もちろんココで言っているのは心理的な意味合いですが、実際に出てきたオードブルのクオリティも高かったw

*6:それこそ、「ほう〜こういう見方もあるのか〜」というのは自分になかった視点なので、面白かったなと感じます。 https://twitter.com/for__3/status/1746086437752340788