PHPカンファレンス福岡について語っ記

PHPカンファレンス福岡について語ってほしい! Advent Calendar 2025のday12の枠をいただいたので、記事を書きます。 adventar.org

自分が好きなイベントについて色々な人が語っているのを眺めるの楽しいなぁ

私と#phpconfuk

今では気軽にPHP系コミュニティのイベントに参加させてもらうようになりましたが、いわゆる「カンファレンス」と呼ばれるものに初めて参加したのが #phpconfuk.2017 。

自分の中では、「PHPカンファレンス福岡が生みの親、PHPerKaigiが育ての親」みたいな感じがあります。

初参加したphpconfuk、初めて外部で登壇した*1pheprkaigi、「地方のカンファレンスに行って旅行みたいな気持ちも味わえるの楽しいな」を初めて味わったphpconfuk,「コミュニティって素晴らしいな楽しいな」を初めて味わったphperkaigi・・・と、色々あります。

(時系列関係なく列挙)

「なんか仕事ばっかしていてムシャクシャして」参加した2017

それまで参加したコミュニティイベント、初めてはPHP Matsuri、その後にCakePHP クリスマス勉強会、そこから何年か空いて(転職もして)、CakePHP MeetUpだったと思うんだけどなぁ(参加時のログが見つからなかった*2 )

それで、いわゆる「ボッチ参加」したのが#phpconfuk.2017で。
マジで誰とも喋ってない気がするし、懇親会も「それは一体・・・何ですか、そういうのもあるんですか??」くらいの感じだから、多分参加してない気がします。
当時は「登壇する」なんて発想もないし、CfPとかプロポーザルなんて単語も知らなかったんじゃないかな〜。なので、もちろん一般参加で。

そうだよなぁ、その当時は多分このブログも開設してないんだな。nichiyoubi.landドメインも、持ってたっけ?くらい。いやそれはあったかもな。。どうなんでしょうね。*3

いずれにせよ、「だいぶ前だな」と感じるわけです。

福岡入りして、朝食は当時にわかに話題になっていた松屋の「ごろごろ煮込みチキンカレー」でした。誰かと飯を食うでもなく、「福岡らしいもの」をカンファレンス前に食すでもなく。

ほとんど唯一くらいの可能性で「知り合い居そうだ!」って思ってたCakePHP MeetUPで見知った人がいたのが、当日の登壇予定を「変更されました」というアナウンスされているのを見て、しょんぼりしたり。

当時、「PHP7に移行しました」とか「Hackもやっぱり結構良いぜ」みたいな時代で、そういう登壇が多かったような印象が残っています。

あと、この記事を書くに当たって「そういえば、瞬間的に大量のアクセスが来る系のサービスでいかにリクエストを捌くか〜・・・みたいな話あったなぁ、印象に残っているぞ。記憶違いではないよな??」なんて思って裏取ってみたら、めちゃくちゃ長谷川さんじゃんか。
えぇ、そうか言われてみたらそんな気もしてきたぞ、と目ん玉を見開いて驚嘆しながら書いています。マジか。
楽しそうに話すのと「頭が痛い問題だ!」って感じと技術的な面白さが相まって、すごい聴いていて楽しかったな〜カンファレンスってやつに来て得したな〜って思ったんだよな。

あと、「エラーと例外の話もあったなぁ」「俺はそこで”ポケモンキャッチ”って言葉を知ったんだぜ」とか。・・・これも、思い出したらhirakuさんだったのか〜!

他にも、タイムテーブルを見るとyakitoriさんの発表もあったり。いや〜、「ランサーズのPHP7/CakePHP3以降シリーズ」、当時から始まっていたんだなぁ。
その後、CakeFest Tokyoだったり2社合同勉強会だったりで交流したり、#phpcondo.2024で久々の再会もしたり(めちゃ嬉しかったなー!)、思い出深い(?)人の1人で。

あとは、以前の記事でも触れたけど、1番印象に残っているのはPHPerに覚えて欲しい日本語の重要性
コードとか実装的な意味での?技術っちい話ではなくて、「なるほどこういう事も大事にしないとだよなぁ。。」って刺激をもらった気がします。
とりわけ、それ以前の1社目ではWebバックエンド〜フロントエンドをほぼ単体で書いてた+サポート対応も途中から巻き取ってやっていたので、「わかりやすさ」とか「困らなさ」って結構な関心事だったんですよね。ヘルプシステムのCMS構築とか、Wiki的な「キーワード自動リンクシステム」とかを勝手にやる程度には、「ユーザー自身が自力で解決できる世界って良いよな」って頑張っていたりもしたし。
逆に、プログラマー目線で言うと「一生懸命書いたコード」が「誰も助けられていない」ってなると物凄く口惜しいし、そういう意味で「日本語の重要さ」って絶対にそうじゃん、大事じゃん・・・って思いながら聴いていた思い出です。

あと!
もう1つ外せないのが、ytakeさんのADRの話ですね!!
ほほぉ〜〜〜〜ってなりすぎて、その後に社内で作った凄く小さなシステムを1個、ADR仕立てにした思い出があります。
「いわゆるMVCみたいなやつ」と比べて「レスポンスのステータスとかも、クライアントに創出するメッセージだって考える方が自然じゃね??」って感覚とか、ぶっ刺さったなぁ

それに、これまた長谷川さんになるけど(ダブルヘッダーあるんだw)、カンファレンスのあちら側とこちら側って発表この時なの・・・?
前職時代、「カンファレンスってどういうものなの」を人に説明したり、あるいは「プロポーザルを出してみたい」という人の背中を押す際に、めちゃくちゃ引用していた発表資料です。
10回以上、誰かに紹介している気がする。

そんな感じで、「当時の刺激的だった話」も「今ふりかえってみて、現在に繋がりまくってるなって感じ」も、両方盛りだくさんに思います。

というか、タイムテーブルを改めて眺めてみて、物凄く「今や知っている人」の名前がとても多い。
これも一重に、cakephperさん・アカセさんを初めとして「積み上げてくれた主催、運営スタッフ、地元コミュニティ」の方々がいて、そこに集ったり集い続けたりした人が居て、そういう連綿と継がれてきた太い流れの存在を語っているように感じて、ただただ尊い・・・って気持ちになります。
ソフトウェアも勿論そうですけど、こういう「育んできた先人たちの貢献」で自分たちもこんなに楽しい思いが出来ている、本当に頭が上がらないです。

再・私とphpconfuk

そして、2019年からPHPerKaigi/PHP Conferenceに参加するようになり、「いよいよ遠征もしてみるか!!」となったタイミングの2020。
・・・それどころでは無かったですね。

大復活の2023,始まる前からものすごい熱気で、自分もアレヨアレヨとプロポーザルを20個出したり、わくわくしてました。
この時の発表、自分でも結構好きなんだよなぁ

speakerdeck.com

そんな #phpconfuk.2023、自分にとって「非常に印象深い」と思える要素、もっというと「初めて味わえたこと」が2つあり。少なくとも2つ。数えりゃ無限。とりあえず2つだけ・・

福岡での「初めて」その1

1つは、「自分が登壇する枠」を初めて意識したこと。

この時に登壇した会場が「Fusicホール」だったんですよね。
個人的には、「タイムテーブルのどこを任されたか」「どこのトラックで登壇することになったか」っていうのは、基本的に喋る側が気にするようなことか〜??って気持ちでおりまして。
何にせよ登壇して喋る人って、相応にコストかけて準備もするし、前日や当日はゴリゴリにMP削られるし、何だったら登壇終わっても暫くは足が震えたり心拍数が上がったりするじゃないですか。

だから、「1番左側のトラックだった」とか「裏にすごい人が予定組まれている」とか、「最初だ」「最後だ」とか、そういうの着目してもなーって思っちゃうんですよね。
まして、技術的な話、「聴きたそうな人が多そうだ」って見立てと「マジで面白い超ニッチ話」のどちらもTrueたりえるので、あくまで「自分が話したいことをプロポーザルとしてしたためて、仮に採択してもらったら存分に喋るだけ」って気がしています*4

・・ただ、福岡ファッションビルの「あのでっかいホールで!?」って、なるほど自分がそんな空間で喋ってるの想像付かんな???ってなり。
前回が「初めまして、カンファレンス」で知り合いもいないし緊張してすごしていたせいで、すごいデカい所だったよな〜って印象が本当に強くて。
ちょっとだけ、「覚悟」が求められた回になりましたw

いやー震えたなー。

福岡での「初めて」その2

もう1つの「初めて」が、市川さん - #あすみかんの上にあすみかん に当事者自身が書いてるのですが、「(うがった見方をしまくると)自分が巻き込んでしまった人が、自らの意思でコミュニティを楽しめるようになっているのを見届けられた」というのがあり、これがとても印象深いです。
・・・というか、「楽しめるようになったんだな、良かったな〜」とか思っている暇もなく「なんか自分より遥かに馴染んでね??」と思わされるような、そんな勢いがありましたがw

まぁその辺りの努力にせよ幸運にせよ本人の資質でしかないので、他人がとやかくいうのもおこがましいのですが、とはいえ「一緒に参加してくれるようになった新参者」が「120%楽しんでくれてる!!」って姿を目にするの、めちゃくちゃ良いものです。

個人的に、初参加の2017について、「良い話をたくさん聞けた!こんなに技術どっぷり、めちゃ楽しい〜〜〜!」はありつつ、どうしても「人混みだし緊張したなぁ!」も大きかったので。
そういうラインを突破しているのを見られると、ホッとするんですよね。少し肩の荷が降りた。

あまり体験できることでもないなって思うと、非常に貴重な経験をさせてもらったなと。

#phpconfuk2回目、3回目

自分の参加回数で数えた時に2回目・3回目となる2024&2025も、お気に入りな話をしているな〜。
(福岡に限らず、まぁ公募で発表しているものは大体お気に入りって話はあるんですが・・・)

「あの俺が!?データ構造とか口にしてるの!?!?」って話題騒然の2024、そして直近なため「個人的にもまだまだ深堀りたいな」って温度感ではあるものの本当に多くの人に直接/ブログ等で接反響をいただいた2025

2024ではAsk The Speakerでshin1x1さん(同じ時間帯だった)と話せてホクホクでしたし、2025は「よくみたらphpconfuk最後のレギュラーセッション枠でホールなのか」ってプレッシャー・・を味わう余裕もないくらい「ちょっとでも良い話を持ち帰ってもらいたいな〜〜!」で必死でしたが、本当に「機会をもらえて、喋れたて、良かったすぎる!!!」な30分+後日だったので。

毎回、「前回の最高点を更新してくる!」っていうより「新しいところで最高の思い出を作ってくれる!!」っていうのが、自分にとってのPHPカンファレンス福岡なのかもなぁ、と思います。

10年間お疲れ様でした!!

色々な地方/東京でのカンファレンスが勃興している中で、#phpconfukは「得も言えぬ良さ」っていう表現が自分的には1番しっくりきます。

令和に3回しか参加していない自分が何かを申せるわけではないですが、語弊を恐れずに言えば、何か「スペシャルなゲストが来る」とか「創意工夫の煮凝りみたいな特殊なコンテンツがある」とかっていう魅力の出し方よりは、「ごくごく真っ当に、集まれる場所・刺激的な話が聞ける場所」を築いているような印象でした。

では何故に、あれほどに”良い”のか・・?っていうのが、ちょっと個人的には長らく謎ですらあったのですが、このAdvent Calendarを始め色々な参加者ブログなどを見ていて、最終的には「中の人の人柄が良くて、それがイベントににじみ出ている」って事だなーー!って気持ちです。

実際、「#phpconfukがあったから」で産み落とされていったカンファレンスも多くあるわけですからね。カンファレンス自体、そしてそこに参加する人、参加したあとに人生が変わる人・・と、この一言がその後に日本経済にもたらした経済効果凄そうじゃないですか????って気すらしてきました。
「私も、あなたの数多くの作品の一つです」と感じる人も少なからず居るはずです。

PHPカンファレンス福岡歴はまだまだビギナー寄りな自分ですが、大好きなカンファレンスです。この記事を書いている内に、単純に博多また行きたくなったーーーーー

素敵な思い出と出会いをありがとうございました!!
またCfPが動き出す時期があったら言ってください、今度はプロポーザル制限無しでやりましょう!


PHPカンファレンス福岡について語ってほしい! Advent Calendar 2025、明日はDay13でニシ サダオミさんの登場です!

*1:所属企業が共済した公開イベントで話したことは1回あった

*2:当時、もしや活動場所がFacebookグループではないですか!?懐かしい

*3:初投稿が2017年初だったので、ブログ自体は全然あった。ただ、6月前後は全く更新してない

*4:実際、同じ時間帯でおぎさんが話していたやつもめっちゃ魅力的だしなー https://speakerdeck.com/togishima/monlognoshi-zhuang-nixue-buinterfacenotukaidokoro

自然石構築法: 「興味のないことについて書こうと思うな」で作文に取り組む

この記事は、ワインバーグさんにまつわるAdvent Advent Calendar 2025の7日目です。
昨日はid:o0hさんの投稿でした。便利そうですね。自分も年表的なまとめが欲しかったので、助かります。

adventar.org

今日は、『ワインバーグ文章読本』に想いを馳せながら話をしたいと思います。

ちょうど自分が出入りしているコミュニティでも、いくつかのカンファレンスのCfPがオープンしていまして。 時期的にも丁度よい話題かもな、と思ったのがテーマを選んだきっかけの1つです。

ワインバーグ文章読本

オリジナルのタイトルは "Weinberg on Writing"、邦訳副題は「自然石構築法」です。
そして帯には「あのワインバーグも、作文が赤点だった!」とあります。
・・・あんなに面白おかしく、含蓄のある文章を溢れんばかりに書いている印象がある人が?赤点だった!!?
そんな風に目を引きますよね。

「いつかは、ワインバーグさんみたいな文章を、技術的な文章でもエッセイでも書いてみたいものだ」なんて思っている人も多いはず。私もそう。
なので、そうした点に触れてくれるのであれば、「どれどれ読んでみようかな」なんて思わされる魅力を感じますね。

どんな本で、誰におすすめなの

「作文術」ではあるかも知れないけど「文章術」ではあまりなくて、もっと言うと「文章に限らず、何か面白い(と自分が感じたこと)を表現し発信する」ことを応援する本です。 そのために「どんな風に、そのためのネタを集めるか・組み立てるか」を語る本だなぁという印象です。

なので、「もっと気軽にアウトプットしたいな」とか、「カンファレンスのCfPに応募するプロポーザルを書いてみたい!もっと出したい!!」なんて人に、個人的にはおすすめしたいです。

典型的なのは第1章『文章を書くために大切なこと』に書いてある「作文の教訓その1」で、お気に入りポイントの1つです。

当時は気づかなかったが、ビル・ガフニー先生は文章を書くことについて一番大切なことを教えてくれたのだった。

「興味のないことについて書こうと思うな」

それまでの学校は、違うことを教えようとしていた。

「知っていることについて書きなさい」

これまでの人生の中で何度となくこのルールを破ってきた。それどころか、たいてい文章を書こうと思うのは、自分の知らない何かがあるからだ。わたしにとって、ある題材について書くことは、それについて知る最良の手段である。第一興味がなければ、知りたいと思うはずもない。

(P5)

なにか「アウトプット」と言った時に、特にそれを人に見せようとか人から見える所に残そうと行った時には、「正しく。一定のレベルで完成(もしくはゴール)したものにしなければならない」というプレッシャーを感じがちです。
それは、ハードルを上げるし筆を持とうとする手を重くするものでしょう。

「そうではないのかもな」とハッとさせられます。

「発展途上である」「自分自身が、探求の途上である」からこそ、記録を残す。文章などアウトプットとしての形式にする。それによって、自分自身がそのテーマに更に深く対峙する・・・
そんな関係だからこそ、「誰かのために」以上に「自分が求めているから」アウトプットをできるようになるのかも知れない!!
なんて、個人的には思ったのです。

(たまたまだけど、最近聴いたトキトケトークでダウ90000蓮見さんが言ってた「脚本を書くってなってからインプットはしなくて、旅行とかで得たインプットで、”これ書けるな”ってなったものを脚本を書く時に使うって話との似てるなーって気がする)

自然石構築法

自然石で壁を作ろうと思っていて近所に意思屋がない場合、一度にひとつか二つずつ、大量の石を集めてこなくてはならない。集めているあいだ、いつかどこかで何かの壁になりそうな石はないかと目を光らせながら人生の荒野を歩き回ることになる。
わたしのいようにいくつかのプロジェクトを並行していれば、石を見つけとき、「よし、これはAの壁にちょうどよさそうだ」と考えたりする。もちろん、その石はAの山に積む。しかし、単にその石が気に入ったから拾ってきたという場合もある。そのときは特にどの壁用と決まっていないXの山に積む。ここの石は気に入ったものばかりなので、何か壁にはめ込むのにちょうどいいおもしろいものや興味をひくものを探して行き詰まったときは、この山を覗いてみる
(P18)

何か「これに沿ったものを書こう(書きなさい)!」となってから、例えば何かのテキストやインタビュー記事を持ち出して、そうやって調達した素材で1つの文章を仕上げる。これは確かに枠にははめ込めるのかも知れませんが、どうにも「作業」っぽい時間が長そうだな・・・なんて想像が付きやすいですよね。

一方で、この「自然石」による構築、もともとストックしてあった「自然の力で磨かれ削られた、いきいきとした魅力を持った素材」を取り出してきて組み立てるような行為でしょうか。
これによって、「書く・作る」といった行為そのものにも、そこからできあがったものについても、(ややもすれば不揃いではあるかも知れなくても)不自然な窮屈さが薄れて「美しさ」が宿るものになるはずです。

なるほど、確かに「興味のないことについて書かない」に通じそうです。

すると大事なのは、「AやB・・・の箱を持ち、蓋を開けておく」。すなわち、漠然としてでも「自分はこういうことに興味がありそうだ」と、少し大きなテーマをいくつか自分の中に持っておくこと。
そこに、「関連がありそうだな」とビビッときた石(つまりアイディアや、情報)を放り込んでいくこと。おもしろいものといつ出会うか?は分からないので、生活の中でアンテナを張っておく必要がありそうですね。
そして、「Xの箱も蓋を開けて置いておくこと」。これも、かなり大事なことだな〜なんて個人的には思いました!まだ名前のない「興味の箱」、すなわち今の自分にとっては未知の可能性がそこにはあって、そこに何かを積み込んでいくのは「なんとなくいいな」に対する感度を高める事につながりそうです。

こういった態度から、なるほどワインバーグの含蓄に富んだユーモア溢れる文章が生み出されてくるのか・・・と関心してしまいます。

まとめ

ここまでが第2章、この次に第3章『スランプをなくす』があった後、本書の多くは「いかに自然石を集めたり、整理整頓したり、そして構築して整えるか」という話が続きます。
例えば『安全に石を盗む』『記憶から自然石を集める』『捨てる石の選び方』『石を並べ始める』なんて章題が並んでいます。

自然石構築法なるキーワードをここで知って、「興味のない事に書くのをやめて、かつもっと色々とアウトプットを作っていきたいな!」なんて思った人には、ぜひ手に取ってもらいたい1冊です。


ワインバーグさんにまつわるAdvent Advent Calendar 2025 - Adventar、day8となる明日は「問題、価値、価値判断エンジン」です!

GMワインバーグさんの日本語書籍まとめを作った

この記事は、ワインバーグさんにまつわるAdvent Advent Calendar 2025の6日目です。
昨日はやまずんさんの投稿でした。パーフェクトソフトウェアは良いぞ!!

adventar.org

まとめページつくった

記事タイトルのとおりです。
完全にagentic codingです、オレジャナイウチノクロウドコードガヤッタ

o0h.github.io

元々、gist上に書籍リストは作っていたんですよね。

ワインバーグの本JP · GitHub

何故そんなものを?と言うと、Podcastで喋っていて、「執筆や出版の時期いつだろう、順番で言うと何の前あたり?」なんて話題がしばしば(というか毎回かもな・・・)お互いの口から発せられていたので。
手元にまとめておこーぜ、という機運があったんです。

それで、「日本語訳された本なら1番信頼できそうなのは国会図書館??」と思って、蔵書リサーチを使ってデータを纏めたのが先のgistです。
ワインバーグ」とか「Weinberg」とかで引っ掛けて、あとはコンサルタントプログラマを対象としていそうなやつをチェックして・・・って感じでまとめました。

アナログ作業onデジタルツール

で、これはまぁ便利だったんですけど、「翻訳が出版された時期しかわからん、書いたのいつよ」って話題がやっぱりありまして。
あと、「オリジナルのタイトルがわからない」とか、「そもそも日本語/英語ともググらビリティが低い名前ありがち・・・」とか感じていたんですよね。

「ココまでまとめてあれば、全然パワーでごりごりやっても調べられる量だな???」となりまして、よ〜しまとめちゃうぞ〜〜!と。
思いついたのがAdvent Calendarの季節だったので、「じゃあそれでネタにしよ」→今に至る!です。

ありがとーえーあい

今回はマークアップスクリプトも1バイトも自分で書いておらず、agentic codingでフフフフフ〜〜って進めました。
作業をしながら「原著の情報と紐づけるのも、やってくれんじゃね???」って思って試してみたら、かなり精度出て大勝利です。
文章読本は"Weinberg on writing"って言うらしいよ」とか「元のリストに要求仕様の探検学がないや、足しておいて」とか、書籍に関する情報を補足したのはそのくらい?

ぶわ〜〜っとスペック駆動で進めて、気になった箇所について単発の指示を積み重ねて、できあがり〜〜って流れです。

ファーストコミットの requirements.mdが17:02:46、公開前の最後のコミットが17:57:56なので、1時間くらいしか掛かっていないんだな。とても気楽。

まとめてみて

まだ抜けている本がある。少なくとも自分で把握できているのは

とか。

・・そんなんありつつですけど、並べてみるとやっぱり面白いなぁと感じます。
「20世紀最後に書いていたのがソフトウェア文化を創るシリーズなのか」とか。
「プログラミングの心理学が1冊目ってことはなさそう、↑の3冊なんかはその時期かな〜」とか。
「ソフトウェア技術レビューハンドブックって未読だけど、前後に出版された本を見ると、ちょっと意味合いが変わってくるかも?(タイトル的に、初期に書かれた本なのか中盤以降の本なのかでトーンが変わりそう的な・・w)」とかとか。

こういうまとめが、他の人についても色々欲しいぜ。デマルコとか。


ということで、GitHubで管理しているので、お気づきのことがあったらIssueやPRお待ちしております!🤝

ワインバーグさんにまつわるAdvent Advent Calendar 2025 - Adventar、day7は id:o0hさんの「ワインバーグ文章読本を題材に何か」です!楽しみですね。私も楽しみです。

今年もPHPカンファレンス香川に参加してめっちゃ楽しかった〜〜記 #phpconkagawa

11月23日(前夜祭), 24日(本編)に行われた、PHPカンファレンス香川2025に参加してきました!!

phpcon.kagawa.jp

前回に引き続き、良い意味での緩さと熱気が感じられる、とても素敵な時間となりました。

改めて、実行委員長の@chatiiさんを始め、スタッフの皆さん・関係者の皆さん・一緒に話したり盛り上がったりしてくれた参加者の皆様、ありがとうございました🙌

これが俺達のカンファレンス会場だ!!

この記事は、うどんを食べながら書いています。
だって香川で釜玉うどん専用だし醤油を買っちゃったからね・・・

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ワインバーグの一般システム思考入門を読もう読もう

この記事は、ワインバーグさんにまつわるAdvent Advent Calendar 2025の1日目です。

adventar.org

さて、『一般システム思考入門』という本があります。
日本語訳は、紀伊國屋書店から1979年に出版されています*1

calil.jp

今回は、この本について少しだけ紹介させてください。

イントロ

いま、「システム思考」と聞くとどんな事を思い浮かべますか?
多くの人は、ドネル・メドウズの名前や、あるいは『学習する組織』なんかの書籍名が挙がるかも知れませんね。

私もそうです。

最初に興味を持ったのは『システムづくりの人間学』を読んでいた時で*2、第2部にド直球で「一般システム思考」という部があるのですが・・・読んでみると、殆ど何を言っているかが分からないぞ、ピンと来ないぞ!!となりまして。
それで、「もうちょっと、ちゃんと話してもらわないといけない」と思ったのが、最初にこの本を手に取ったきっかけです。

一般システム思考 ≠ 「システム思考」

ワインバーグは、『一般システム思考入門』の中で、あるいは『システムづくりの人間学』の中で、 世の中にあるシステムなるものを、どう捉えていくか について語っています。

メドウズやセンゲの紹介する、例の「因果ループ図、氷山モデル、レバレッジポイント・・等と絡んでくるよな問題解決のツール的なシステム思考」とは、かなり重心が違う話であると心得ておくことは重要なのではないでしょうか*3

前者が「世界を、システムとして、どう理解していくか」なのに対して、後者が「どう問題を解決していくか」というニュアンスが強いものと、個人的には感じています。
もちろん、両者は不可分ですし、「なぜ理解したいのか?といえば、問題(課題)を定義するため」「解決のためには理解が必要」というモチベーションがある事は確かです。
また、「一般システム理論」「サイバネティクス」といった歴史的な発見にルーツを持っているであろうことは、どちらにも共通しています。

いずれにせよ、こうした「違い」について勘違いしていると、この『一般システム思考入門』という本はどうにも読みにくくなると感じます。
例えば、索引を覗いてみても「フィードバック(ループ)」という単語も出てこないですからね。
実のところ、私も「あのフィードバックループの図はいつになったら出てくるんだろう?そこからが、きっと本番だよな」と思いながら読み進めていたら、おかしなことに随分とページが減っていき・・・中盤に差し掛かって、「もしかしたら別物か?」と気付いた次第です!

一般システム思考とはどんなものなのか

いくつかのキーポイントがあると思いますが、まずはシンプルで直感的(かつ「システム思考」と感覚を共有されている、と言える)なところから挙げていきましょう。

その1つで合成の法則, これは少なくともアリストテレスにまで遡ることができる.

全体は部分の単なる寄せ集め以上のものである.

これに対する 分解の法則 は次のようになる.

部分は全体の単なる断片以上のものである.

(P60)

その次に強調しているのは、「観察」でしょうか。

システムとは物の見方である

(pp. 70-71)

これは、どういう事か?といえば、「システム(もしくは問題)が、客観的・絶対に的に存在するのではない。それを観察した人が、何を見出して、どう”境界線”を引くかによって、その形が変わる」という話になります。
非常にワインバーグらしいな、と個人的には感じます。「品質とは 誰かにとっての 価値である」とか、「それは 誰にとって 問題なのか?」とか、常に相手(ないし自分)ありきで事象を捉えるスタンスを貫いているイメージがあるのです。

このあたりは、『システムづくりの人間学』の第2部にある章『システムの数え方』でも強調されていましたね。
そこで紹介されていたのは、「羊を数えるためには、羊とそれ以外(山羊や狼)を見分けられないといけない」という喩え話でした。

こうした観点を頭に叩き込んでいると、 完璧なシステムの記述(分解だったり、モデリングと読み替えても)など存在し得ない 事に、自然と納得できそうです。
システム思考とは、「おおよその事に役に立つ」が「完全な回答には成り得ない」といった感覚にも繋がります。
そして、「観測者自体もシステムの一部」となります。観測者が変われば「システムがかくあるか」も変わるわけですからね。

「一般」とは

この『一般システム思考入門』は、ベルタランフィの「一般システム理論」を念頭に書かれたものです*4。本文の記述を引用すると、こんな感じに。

この本は, 元来, 普通の人たちに役立てるという目的で生じてきた一般システムを, 再度, 普通の人間の手に取りもどそうとして書かれたものであり, そしてその絶望的な意思表現なのである.
(P65)

「專門」の反対が「一般」です。
特定の領域(たとえば学問領域)においての思考や物の見方を超えて、学際的に「一般化されて適用できる観点」が、一般システム思考です。
物事の、すなわち「システム」について、どう読み解くか?また、観察者として何に注意を払うべきか?の手解きをしているのが、この『一般システム思考入門』だと感じました。

まとめ・どんな本でどういうモチベで読めば良いのか

この本はコンピュータ・プログラムを教えはしないが, コンピュータ・プログラマーが, なすべき思考法を教えるものである.

(P5)

「科学的な見方」として「帰納的・分解的な解釈」を指しながら、そういった「”絶対的” ”客観的”なものなど、ありえない」としたら、いったい目の前にあるものを、どう捉えて記述していけばいいのだろうか?を語っているのだ、というのが個人的な理解です。
・・・もう少しじっくり読み込んでみたら、また違って見えるかも知れませんが。

「そんなものがない」のだとしたら「どうしたら、そういう罠(思い込み)にハマりやすいだろうか」「どう気をつけていけば良いのか」というヒントを与えてくれる本です。

本書の表現を借りれば、

  1. 思考過程の改善──"思考を方向づけ, 鋭い質問を提起する"
  2. 特定のシステムの研究──"実際の必要あるいは目的"
  3. 新しい法則の創造と古い法則の整備──”創り適用を試みて回る"

(P61)

これらが、一般システムのモデルを手に入れることで役立てる働きだ、と言えます。
この1冊を読んだある日、突然そんな能力に目覚める・・とまでの確信は、今のところ自分としては持てていませんが、ただし「一般」的な見方を手に入れること・「システムとは物の見方」の観点に立つこと、これらが非常に重要な価値を持っているような予感はするのです。

んー、改めてじっくり読みたいなと思っています。
とても1回では咀嚼しきれなかった!
ただ、その一方で、いつもながらの「ワインバーグっぽい、ユーモアと親切心が大いに盛り込まれた本だった」とも感じています。小難しく抽象的ではありつつ、それでも所々で肩の力を抜けて読めたのは、こうした側面があるからでしょう。


ワインバーグさんにまつわるAdvent Advent Calendar 2025、2日目となる明日は@genneiさんです!👏

*1:オリジナルは75年出版

*2:ただ、購入自体は2021年8月6日だった!と記録が残っている

*3:ついでにいえば、ワインバーグのシステム思考法とも、関連がない印象です。名前かなり似ているのに。あちらでは「サイバネティクス」とかって単語は出てくるものの、あくまで「制御モデル」の話としてであり、「一般システム思考」の話はなかった、はず。とはいえ、「複雑なもの」を「どう見立てるか」という話ではある

*4:ベルタランフィの本を読んだことがないので、読んでみたい・・本人の著作でなくても良いけれど。前に探した時に結構なお値段だったので、躊躇っているところ

#phpconfuk (2025) に参加できてめっちゃ幸せ

聖地

11月8日に行われたPHPカンファレンス福岡2025に参加してきました。

phpcon.fukuoka.jp

すげー楽しかった尽くし

今でこそ、沢山のPHPコミュニティのイベント・カンファレンスに参加させてもらうようになりましたが、個人的に初めて参加したカンファレンスはPHPカンファレンス福岡2017なのです。
(その後、「いつもカンファレンスに行くようになる」のが2019年のPHPerKaigiからなので、少し空く)

そんな特別なイベントが「今回で一区切り」ってことで、本当にほんと〜〜〜に参加できてよかったです。
実行委員長の@cb400sp2さんを始めスタッフの皆様、そしてアカセさん・市川さん、素敵な場を作ってくれた事に心からの感謝でいっぱいです。ありがとうございました!!

お久しぶりです・3日ぶりです・(オンライン含めると)昨日ぶりです・初めまして、な方々とも沢山お話ができて嬉しい限りです。マジで楽しかったな。
今これを書いていて、イベント前後を含むこの3日間を思い出して「本当に来年無いの???」と淋しくなってきました。なんですかね、視界がにじんできた・・。
楽しかったですよ

自分の発表

光栄なことに登壇の機会を頂いて、発表をしてきました。

壇上からの光景(開始までに、人はもっと入ってくれた気がする)

制作過程、裏話

プロポーザル上でパシッと決まりそうな表現を求めて「フィードバック」って単語を使ったことで、最初は「俺が言いたいのちょっと違うんだよなーーどうやって思考の道筋を組み立てればちゃんと繋がるかな〜〜・・・」ってすごい苦労したし、そう書いてしまった自分に対し恨めしさすら感じたんですけども。

ただ、いくつものブレイクスルーとトップレベルのアウトラインごと行くような幾度ものビルド&スクラップを経て、最終的には自信を持って「だからフィードバックを観察(注目)することって大事だよね」っていうストーリに持っていけたと思います。

散らかり具合で言うと、 miroだけで見てもドバーーーってなってるなぁという気がします。

これは、決して「必要な材料はテーブルに出し切ったぜ!!」なんてものではなく。
その真逆、「行けるぜ!!って筋道を掴むための助走」的な使い方をしている結果なので、ここに書き出されたフレーズや構成が最終的にはどのくらい生き残っていそうかな?って思うと、結構怪しい感じ。

助けてくれる人がいてどうにかなった

そして、過去の登壇準備と比べて段違いに「素振りや壁打ちに付き合ってくれた人が居て助かった」な回でした。
微調整やブラッシュアップどころではなく、だいぶクリティカルな変更も、壁打ちした結果からいくつも発生しています。
付き合ってくれなかったらどうなってたことやら。。。😱

「こんな生煮えのものを見せるのも恥ずかしい、聴いてもらうのも申し訳ない・・・」っていう自己嫌悪に蓋をして決行した自分も偉いよ、よくやったね!

トークの中で強調して用いた「良いフィードバック」という語彙も自分以外から出てきた言葉で、その発見があってメッチャ話をまとめるための筋道がみえたなーとか。それまでの時間の大半を消費して展開した論よりも、「哲学」のところが強く印象に残ってる〜って言ってくれたことでハッとさせられたりとか。「最後の方に本当に言いたいっぽいことがあるのに、そこのスライドが雑じゃね?」と言われて恥ずかしくなって、最終的に「エピローグ」にした部分、ちゃんと体重を乗せてやれるように(全面的に・・かな)作り変えたりとか。「図はあった方が良い」と言われて、「”The"は取った方が良い」と同じ響きだなーって思いながら図を入れてみたり。

あと、「人と人のやり取り、棒人間とかでも良いから、人っぽい方が良さそう、mustではないけどねー」とも言ってもらいました。
実際、自分としても、「まだ構成にハッキリと自信がないから、仮で図形を置いておいたら・・まぁコレでもいいか?となっていた」という背景があり。
なので、「気持ちは分かるけど大変そうだしどうしようかなー面倒くさそうな割にそんなに効果あるかな・・・?」とも思ったりしたのですけど、聴きに来てくれた人の時間を奪うわけですからね!
やれることはやった方が良い!!!

ということで、やってみたら。めっちゃ意味あった気がします。
いやー、こんなに印象が変わるし、印象が変わることで聴く側ののめり込みやすさも変わるもんだね????って感じました。

before/afterこんな感じ。最初はshapeでやろうとしていました。

before。コレだと「退屈かも知れない話を、本当に退屈なものにさせそう」って気もする
マジで明るい。楽しそうなの大事だな・・・

それにしても、いらすとん様、可愛すぎです。

サメは過去に何度か(確か)、黒猫の魔法使いは紅白ぺぱ合戦以来かな? www.irasuton.com

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鏡もちと羊は今回が初登場でしたが、可愛すぎて声出ちゃいますよね。

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反応とか感触とか

そんな感じで、ウンウン言いながら生み出されたアウトプットでしたが、X上や懇親会で沢山ポジティブなリアクションをいただいて本当に報われました。
というか、「俺は・・明日くたばるのか???」「ただ伝わるものならば僕に後悔はないってこと・・?」って気持ちになる程で。
これまでの登壇経験の中でも、かなり多い方。もしかしたら最大。

ベテランの方からは「俺はこういう見方もできると思うけど、どう?」という意見をもらって議論をさせてもらったり、学生や若手な方々には新鮮な視点として受け取ってくれたような反応ももらったり。
あと、先述の壁打ち相手になってくれた人たちには、軒並み「あの状態から、よくこんなにマトモな変えられたな」的な驚きを持って迎えられたようで。シメシメと思いつつ面白かったですw

近いテーマで発表していた@Panda_Programさんが「OK」なリアクションをしてくれているの嬉しい。

こんな風に言及してもらえているのも嬉しい。

note.com

そして、これですね!!!ありがとうございますw

沢山のFFBなうありがとうございます!!(repostはしてないw)

かなり会場の空間が大きくて、壇上と参加者席との距離も遠かったりで、「重い空気にどうしてもなっちゃいがちかもな〜」って印象があったのですけども。
聴きに来てくれた人たちが、たくさん笑ったり温かいリアクションをくれたりと凄く良い空気にしてくれたので、「これは自然体でやれるなぁ、ホームだな〜〜」って思いながら発表できました。感謝しかない!

めっちゃ大変だったけど面白かったねぇ

「ソフトウェア設計の結合バランス」を読んでいる時に「"時間とともに、刺激によって自律的に変化していくエージェント"っぽく捉えたら???」という朧気な思い付きがあり。「組織パターン」の「ロール間のコミュニケーションに注目して、適切な依存関係や結合の疎密を作り込む」というビジョンがくっついてきて、それでプロポーザルを書き上げ。アドラー心理学的な意味での「目的論」っぽい世界観とか、ずっと昔に読んだ「ワープする宇宙」で知った「大統一理論」のワクワクする感じとか、そういう話にも触発され。サイバネティクスや一般システム思考入門(ワインバーグ)の話から、改めて自分の中で「シンプルに考える、とは何を意味しているのか?」を深く考え直すきっかけとなり。資料制作中にBGM代わりにカンファレンス動画を垂れ流していたら「ソフトウェア開発におけるインターフェイスという考え方(@k1LoWさん)」が再生されて、ふと「哲学」というワーディングが浮かんできたり。
・・・なんて風に、段階を踏みながらストーリーが出来てきました。

準備をしながら、知的な刺激はとっても多かったなと。

どこかのタイミングでAppendixを完成させて、公開資料を更新したいと思います。

(ちょっと余談: 今回、NotebookLMに自分の資料を食わせて音声サマリ作らせる、っていうのをやってました。「そもそも内容がどう伝わり得るのかな?」っていう感触が探れるのと、「ここまで説明して5分に収まるのか、なるほどー」とか、色々と助けられた)

聴いたセッション

概ね・・でもないな、完全に↓の通りにセッションを聴いていました。
休憩が余裕を持って組まれているの良いな、とても快適に感じました。

daisuki.nichiyoubi.land

開発者が知っておきたい複雑さの正体 by 富所 亮 | トーク | PHPカンファレンス福岡2025 #phpconfuk - fortee.jp

いつもの富所さんらしい「筋がめちゃくちゃスッキリ&しっかりしていて、素直に話が進む、安心して聴いていられるな」という流石のトークでした。

DDDなんだよな〜。多分。必要なのは。DDDが必要だけどDDDである必要はなくて、っていう。

やはり「手法や概念が確立されて、流通して、(実践レベルはともかく知名度とかって点で)コモディティ化している」と、「それが出てきた当時に、否定やアップデートしようとしたこと」「どんな差分を強調するために、わざわざそんな話をするの??」という背景の部分が、陳腐化してしまうんだろうなー。
だから、「マルチレベルで複雑さを抑え込む・仲良くなるべき、そのためにはそれぞれのレベルで相応に対話と調和と洗練に取り組みましょうね」って話を、こういう風に「ちゃんと伝え直す」必要が生じてきちゃうのかなーなんて事に想いを馳せました。

PHPで"本気"でWebAssemblyを動かす方法 by 近藤うちお | トーク | PHPカンファレンス福岡2025 #phpconfuk - fortee.jp

これはですね、「サンプル実装を見ながら改めて資料を見たい!!」っていうやつ。面白かった。
この時間でコンパクトに説明されているから「お、分かった気がするぞ??」になっているだけの可能性が高そうなので、ちゃんと実装を見て打ちひしがれたいw

Design and implementation of "Markdown to Google Slides" by 小山健一郎 | トーク | PHPカンファレンス福岡2025 #phpconfuk - fortee.jp

いやー、期待はしていたんだけど、期待を超えちまったな・・・良い話というか、カッコいい話だった。
何がそんなに?というと、↓に尽きるかな。

当初は「コミュニティでの活動としての面白さ」「課題を自分で解決するインディー開発的な面白さ」って感じだろうな〜って思っていたのですが。「ちゃんと適切な技術の適用で、問題が解けていく」っていうのが、うおおお〜〜!ってなっちゃったんですよね。
ComposerのSATソルバーの話を知った時に感じた「めちゃかっけぇ〜〜!」を、同じ会場にいる人間に再現された感じ。

今回聞いたセッションの中で個人的なベストかなぁ

アーキテクチャレベルで依存性を逆転させたら最高だった話 by katzumi | トーク | PHPカンファレンス福岡2025 #phpconfuk - fortee.jp

もちろん行われていることが素晴らしく、こうして発信されるのは尊いな〜〜って思いました!!っていうのが100%本音としてありつつ、個人的にハッとさせられたのは↓かな。

詳細を知らなくて良いチーム、つまり「複雑で難解かつ歴史も膨大に積み上げられている内容を、しっかり理解してからやっと上手くいくようになる」というコストをすっ飛ばして全体のスループットを高められるチームを配置できる、と。
うまい構造化のために取れる戦術が増えそう。

コンウェイの法則とかチートポってそういう話じゃんね??って言われてしまえば、まぁそうなんだが・・とは思うのだけど、いや〜学びになった。

隙間ツール開発のすすめ by meihei | トーク | PHPカンファレンス福岡2025 #phpconfuk - fortee.jp

話を聴きながら、「AIと相性が良い」は別の側面でも言えそうなことがあるよな〜なんてことを考えていました。
(以前の#phpstudyで自分が発表した内容でもあるのだけど、)「AIに使わせるためのツール」っていうのをAI自身に作らせて使わせておくと、出力結果が安定しやすいと思うんですよね。(まさに、適切なインターフェイス設計によるブラックボックス化の力だぜ!!)

たとえば「curlコマンドを正しく使って何かをさせる」だと複雑さが(AIに対して)露呈してしまうけど、「今やりたいタスクのコンテキストに合わせて、curlコマンドをラップしたちっちゃいスクリプト」みたいなのを書いておくことで、使い方を間違いようがなくなる〜〜的な世界観。「お湯を用意して」だと苦しむけど、「適量な水を入れて蓋を締めてボタンを押すだけでお湯を沸かせる道具があるから、それを使ってお湯を用意して」だと安定するじゃないですか、きっと。
symfony/phpunit-bridgesimple-phpunit なるラッパーを持っているのも、何かそれに近いかも。

コーディングAIは「小っちゃいツールを作るのが得意」かつ「使い捨てでいいならまぁ許せる感ある(雑にやりやすい)」っていう起用方法は相性良いはずなので。

懇親会や交流

@shimabox さんにカジュアルに絡んだら「しっかり喋るの初めてですね」って言われて、そういえばそうだったか?????となって自分でウケてました。
属性?的な親近感があったのかも知れない。

なお、本人は千葉生まれ千葉育ちだから琉球語わかりません。

PHPコミュニティではないところで活躍されている人たちと話す機会があった(というか、@asumikam と絡んだら周りに居た、なんて便利なんだ・・・)のは嬉しかったし楽しかったなぁ。

あと「ここの若い人が、発表良かったって言ってましたよー!」って繋いでくれて、ハジメマシテな学生さんとも会話したり。それだけじゃなく、「発表聴きました!!」と話しかけてくれる人が何人もいたり、逆に自分も聴いたセッションの感想やら質問を人にぶつけたりとか。

t-wadaさんに「オライリー学習プラットフォーム使い始めました、なんて恐ろしいものを紹介してくれたんですか!!!」ってお礼を伝えられたのは良かったな。「あの放送事故みたいな、2人がずっと溜息ついてる回が面白かった」と言われて笑ってしまったw

いやー、でも「そういえばあの人と今回は喋ってないな!!」がめっちゃ浮かぶ。もっとふらつけばよかったかもなぁあ、でもじっくり目に話すのも楽しかったからなぁ。

2次会(ここでも複数名に「発表良かったです」を頂いた、マジで!なに!!)、3次会でもじ〜〜っくり色々話せて楽しかったし、時間が無限なら良いのにですねぇ。
特にkoyhogeさんから自分の発表について向けられた意見はすごく刺激になったし、数時間前に30分かけて喋ったばかりの内容が「あ、もっとこういう事も言えるのか!!」と自分の中で深化したり。
きしださん(@kis)の話はめちゃ楽しかったなー。「論理で解決できない問題をどうするか」なんて話で、あ〜なるほど〜〜そういう視点があり得るのかーーーなどど興奮したり。

ここまで書いて思ったけど、前日から既に何人も話せて楽しかったんだよな。楽しかったんです、幸福なことです・・・

飯のコーナー

牧のうどん
エス
やりうどん

ごまさば
ごまさば丼定食

(鉄なべの餃子も食べた)

PHP カンファレンス 福岡 2025 の タイムテーブル を 見て 予習 を するよ

phpcon.fukuoka.jp

いつの間にか1ヵ月を切っている〜〜〜〜〜〜って毎日思っている気がします。楽しみですね。

個人的なメモですが、タイムテーブルを眺めながら、「このセッションを聴きに行こうかな〜〜」って妄想をします。
(こういうのを書いて公開するのは、あんまり行儀よくないのかなぁ。。って気もする。やっぱり微妙だよね、ってなったら消します)

なお、「観る/観ない予定だったけど、やっぱり当日になって変わった」なんて事は毎回のようにあるので、今回も全然ありえます。
廊下にいて見逃した!!!が頻繁に起こる。それに、当日までまだ日数もあるし、興味関心が移り変わっている可能性もありますし。

line-up

10:30〜

fortee.jp

自分の発表と近接するトピックが含まれていそうだな、ということで拝聴したく。取り入れられるエッセンスがありそうなら吸収もしたい。

前日いくら飲みすぎても、朝ちゃんと起きるぞ〜〜〜〜!

10:55〜

fortee.jp

fortee.jp

スポンサーセッション2本。
公募セッションではない、とは言っても負けず劣らず興味深そうな話だなーって思うので楽しみ。

11:40〜

fortee.jp

ここが「やっぱり変えた」が起きる可能性が1番高い!!!3体に分身したすぎる。それが無理でも、任意のセーブポイントに戻る力があればなぁああ。

FrankenPHPの話も聴きたいし、名作・予防に勝る防御なしのアップデート版も気になるし。
”歴史と多言語での実装事例を踏まえてPHPとWebの過去と現在の立ち位置を再確認して、未来の姿を占います。”

めっちゃ楽しみなんだよな

13:35〜

fortee.jp

今回1番楽しみなのコレかも!!
glassmonekeyさんの過去作(コレとかコレとか)を聴いたときには、自分には分からないことが多かったのだけど、今なら少し分かることが増えているんじゃないか・・・!って意味でも楽しみ。

14:00〜

fortee.jp

ここも大変に悩ましい枠。あと2体欲しい・・・・。
「AI 時代だからこそ学ぶべき PHP の基礎」は発表者が発表者なので「基礎・・・?」って顔になる*1ような内容だったりするのかな、とも思ったのですが。多分そんな事はないか!

PHP Licenseの歴史や現在進行中の議論を紹介するとともに、OSSライセンスの基礎を初心者にも分かりやすく解説します。

コレも気になるんだよな〜、聴きたいんだよな〜〜〜。

とか何とか悩みつつ、deck作者の話を聴こうという次第です。

14:45〜

fortee.jp

ご多分に漏れず、わたしも「もっとAI使ってプログラミング上手くなりて〜〜〜」って日々を過ごしているので。良い話を聴きたい。
ってのは勿論だけど、それに加えてAtSや廊下や懇親会でも多分訊きたい事が出てきそうな予感がしている

15:10〜

fortee.jp

↓を見てワクワクしてしまいましたからね、聴きに行くしかないですね〜ってやつ

15:55〜

fortee.jp

ここもまた裏も気になっており・・・って感じではあるw*2

初めてカンファレンスなるものに参加したphpconfuk2017で、印象に残っているセッションの1つが PHPerに覚えて欲しい日本語の重要性 | PDFなのだけど。それもあって、バグと向き合い、仕組みで防ぐ by ____rina____ | トーク | PHPカンファレンス福岡2025 #phpconfuk - fortee.jpも気になるな〜良い話のはずだよな〜〜〜って思うのですが。

何にせよ、自分の登壇前だと同じトラックの空気を吸っておきたいので、seike460さんの聴講一択ですね!!

16:20〜

fortee.jp

この時間は確実にココにいる

感想

まだ何も終わってないのだけど、1日が一瞬で終わりそうだなーって気がしてきたw かつ、開始から自分の登壇までの時間が結構あるタイムテーブルなので、ソワソワしやすいんだろうな。しっかり準備して、限りなく「あとは喋るだけだし???」って状態に限りなく持って行きたい。いくらやっても、ソワソワするんだろうけど!!!

全部の枠で何かしらのセッションを聴いている、ってなるかは分からないな〜って改めて思ったり。その辺りは、当日の即興的なノリや気分や流れに身を任せるのみですね。
「今まで別の場所で話や発表を聴いたことがない人」みたいな観点で、やっぱりアッチ行こう〜〜も全然あり得る。

あんまり難しいことを考えないで気軽に&自由に楽しむぞ〜〜って気がしてきた!
っていうのと、「このメンツに並んで自分の発表がなにかしらの/誰か1人にでも、爪痕?みたいなのを残せるようにしたいなーー」と身が引き締まる!

*1:もしくは、「基本」ではない方の「基礎」とか

*2:「が」ではないですよ、「も」ですよ