会社の忘年会でコンテンツ作成手伝いでサービスを作ったら面白かったよ、という話

師走

本当に常に寝不足というか、寝るかねないか?の判断を毎晩迫られているような日々が続いておったわけですが、一段落、開放感、よかった・・・という訳です。
特に今週1週間(火曜〜金曜。月曜は祝日でしたので)、もしかしたら、人生で1番寝てなかったかもしれないってレベル。 アドレナリン出しまくってた気がする。

「師走ぢゃなくて、これぢゃ死走だょ〜ぅ!」みたいな謎の声が頭の中で聞こえてきたときは、悲しい気持ちになった。

社内忘年会の賑やかしを依頼されまして

企画運営チームの人から突如呼び出されて、「なんかエンジニアリングで面白いことやっちゃってよ!!」みたいな依頼をされまして、あーなるほど〜そういうの面白いよね〜って食い気味に乗っかり。

「サービス」相当のものを作る、みたいな方向に

「実際にみんなが操作をして、それでなにかが起こる」みたいなの物を用意することに。そっちの方が面白いから。

何をするって指示とかがあったわけじゃないし、過去に作ったものをそのまま使うという選択肢も大いにあったし。実際、案として「SlackとかSNSとかのデータを取ってきて、何かクイズみたいなのを作るとか」みたいな、作ろ〜っていう感じよりも支援よりの案も出したりしてた。

結果的には「モバイルクライアントアプリ、データベース、管理用バックヤードアプリ、データ集計バッチ、集計結果プレゼンテーション出力機能」を備えるような、1つのサービスが出来上がりました。

どのくらいで作れる?

基本的に「業務に差し支えの無いように」というのは懸念してくださっていて、だから「無理なくできるくらいの人日で、やれる範囲のことを。支出日数を決めたら、こっちから上長に通す」という風に言われ。

すごい有り難いし楽しそうな話だし、とはいえ日数が限られていて年末までのタイムラインでの業務も現実的に設定されている、これは譲歩を引き出せても「3・・・いや、2日ちょいくらいが限界かな・・」という風に結論づけ。

2日で(クローズドとはいえ)丸々1つのサービスを作りましょう

「言われた分の通常の業務時間をまるまる使って良い」と。

2日間っていうのは、「年末の残り3週間のうちから支出する」にはものすごく大きく、素敵なサービスを作りきるには結構小さい・・・・という位のバランスだなぁ、と感じるところ。

ハッカソンとかの「本当に2日間フルコミットできる」とは違って、言うて出勤して社内にいてSlackメンションとかMTGとかも入ってくる。
そういう2日間。

となると、完全に「いかにスピードを上げて作りきれるか」みたいなチャレンジとなる訳です

やってみたら出来た

日数が限られていて、でもあまりにも中途半端になっては仕方ない、ってことで自ずと「めちゃくちゃ早く進める」方向に思考が向く。無駄なことは捨てるし、使えるものは使い切る。

請け負ったのは自分ともう1人で、こちらはCakePHPならスラスラ書ける、あちらはJSをスラスラ書ける、ってことで。「お互いに得意なことにフォーカスして最速でやろうぜ」みたいな話になり、フロントエンド/バックエンドの実装詳細とか設計とか、なんなら「どういう機能があればいいっけ」レベルの話もほとんどせず、「こんな感じで作ってみた」ていうのを形にしてから共有するような進め方に。

ちなみに、一緒にやってくれた人の感想。 medium.com

・・・考えてみたら、よくコレでうまくいったな。まぁ、不安とか未知性とか考えている時間が全くなかったんだけど。そもそも。

たぶん、結果としても良かったし、「成功」なんだと思う

「結果オーライ」みたいな立場に立つと、忘年会参加者が凄いワイワイ使ってくれたし、社長や(誘ってくれた)幹事チームからも「めっちゃ良かった!」という声を実際にいただけたので、成功。
自分としての納得感もあるし。

自分の「初期衝動」に還ってくる部分

やってみて、単純に「面白そうなものを作るの面白いよね」とか「自分のアイディアを自ら形にしていくの楽しいよね」といった感想がまずあって。

これは、学生時代に自分が初めて「PHP」とか「サーバーにアップロード」とかに手を出した時の、初期衝動と同じで。今プログラマやってるのも、そういうのに楽しさを感じるからだな〜って思うし、今回の企画は随分とそれが満たされた。
特に、自分のアウトプットを、実際に使ってもらったり楽しんでもらったり〜っていうのを見るのは誇らしい瞬間。それが目の前で起きてるんだから、そりゃテンション上がるよねー

「成長実感」も還ってきた

「まぁ我々2名なら、この程度は2日ありゃ行けるな?」という煽りをしたのは私ではあるのですが。。
たぶん、参加してくれた人たちには「2日だけでこんなに!」って言ってもらえるような気はしてる。

これを実現できたのは、プログラミングを初めてから今までの積み重ねがあるからなんだよな〜って思わされた。

appどうやって作る?CakePHPならパパっと使える 環境構築しないとね?Docker使える 公開とかデプロイの設定←この前書いたHeroku Container Registryでいいや データ管理とか更新同期どうしよ←Firestore DB楽しかったよ プロジェクト立ち上げ時って、色々と開発効率落ちるよね←PhpStormの設定とかはもう慣れた

みたいな。

いろいろな事をショートカットしまくって、本質的な「機能を作る」「快適にコードを書く」の部分まで足早に進めたなぁ〜というところは、自身の成長の1つだよねと。

あとは、今回はじめて使ったライブラリやSDK/APIもあるわけだけど、そういうときに「パッとググれる」「動かしながら理解する」という能力も、これまでの経験によって裏付けられるものなんだと思う。

「強くてニューゲーム」を何度もしたい

「ゼロからのスタート」であるのは、それこそ8年前の「はじめてのWordpressをインストール」した時も今回の「mkdirしてgit initから」をした時も全く同じはずで。
同じことを火力高めでやれているのが、なんだか「強くてニューゲーム」感があって、楽しいな〜と。

「1人Advent今の自分なら行ける!」と思ってやってみたのも、ある意味「強くてニューゲーム」だな。

あんま知っていることばっかやっていたら飽きるし鈍ると思うんだけど、「何かを作る」というのはそれ自体に刺激や意欲向上につながるような成分は多いと思うし、ちょいちょいやっていけると良いのかも知れないぞーーーって思ったのが、今回の学びになりました ☺